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【ポケスリ】料理チャンス詳細解析

以前、デデンネのスキルのざっくりした評価をしたが、料理チャンスは1度目が強く、二度目以降の重ねがけから効率が下がってくることがわかったので、その点に着目してより詳細に分析してみようと思う。
例によって日曜日の計算は難しいので月から土のみで考える。

デデンネをスキルが一度発動したらすぐにチームから外し、大成功したらまた編成することで、大成功確率を一定に保つ運用を考える。
スキルレベル6で10%上がる場合、大成功確立は10%から20%に、料理エナジーは1.1倍から1.2倍になる。そして、料理するごとに都度20%の確率で、再度編成しスキルを再使用する必要がある。
料理一回あたりのデデンネによる貢献エナジーは0.1回分で、料理一回あたりのスキル発動回数は0.2回なので、0.1を0.2で割って、料理0.5回分がスキル一回あたりの貢献エナジーになる。
スキルレベル1の場合は、料理一回あたりの貢献エナジーが0.04回分で、スキル発動回数が0.14回なので、スキル一回あたりの貢献エナジーは0.04/0.14で、料理0.29回分になる。
スキルレベル6で2回発動の場合、料理一回あたりの貢献エナジーが0.2回分で、料理一回あたりのスキル発動回数が0.3×2で0.6回分なので、スキル一回発動あたりのエナジーは料理0.2/0.6=0.33回分になる。1度目が0.5回分だったことを考えると、二度目は0.13回分にまで落ちていて、二度目以降の発動は急激に効率が悪くなることが分かる。
これを一般化して計算式にすると、確率上昇幅をx(%)、編成から外すまでのスキル発動回数をn回とすると、x / (10+xn)になる。
スキルレベル6で一回あたり10%上昇だとすると、
一回で編成から外すなら 10 / (10+10×1)で0.5回分、2回で編成から外すなら10/(10+10×2)で0.33回分。
スキルレベル4で一回あたり4%なら、一回で編成から外すなら4/(10+4×1)で0.29回分、といった感じ。

一回あたりの料理エナジーが20000なら、レベル6の一回目の発動は10000エナジー相当となり、エナジーチャージを大幅に超えるかなり割のいいスキルになる。ただ、その場でエナジーにならず、大成功するタイミングまで遅延があるため、リサーチにエナジーが反映されるまで時間がかかる点がデメリットとなる。また、重ねがけするほどが効率が落ちていくため、エナジーチャージ等と違い連発してヘビロテすることができない。たとえ編成時間あたりのエナジー効率が高くても、最高効率で編成できる時間が短いことは、育成リソース(特に金種)をつぎ込む効率が悪いことを意味する。
金種は使わない、デデンネは厳選が難しいのでスキルレベルアップも期待できない、となった場合には、一回目のスキル発動の効率は料理2/7回分であり、料理が21000エナジーなら、スキルによる恩恵は6000エナジーになる。料理がフィールドボーナスなしで21000というのは結構キツい数字になる上、ここまで来るとエナジーチャージLv7の方が一発あたりのエナジーが高くなってくる。編成をちまちま入れ替える手間を払うだけのリターンになっていないように感じる。
スキル自体のポテンシャルは悪くはないものの、無進化スキルとくいという点が大きく足を引っ張っている。これがパモならもう少し採用価値があっただろうに。
今後、インフレが進み、料理エナジーが3万を安定して出せるようになり、進化するポケモンで料理チャンス持ちが現れたら強いスキルになる可能性を秘めつつ、現状はデデンネを仲間にするための様々な困難を乗り越えてまで編成する理由は特にないポケモンだと思う。