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【ポケスリ】ver1.5.0でげんきエールは救済されるか

参考:ポケスリ攻略

げんきエール

げんきエールは不遇と言われていた。げんきオールが強すぎるだけという見方もできるが、げんきオールと比べて以下の違いがある。

  • ポケモンによりげんき回復のバラツキが生まれる
  • 一回ごとの発動の総回復量は同じスキルレベルのげんきオールの55%ほど
  • スキル発動確率げんきオールの1.5倍ほど、おてつだい時間込みでのスキル発動回数は、1〜1.3倍程度に設定されることが多い。

げんきエールがげんきオールと比べて不利な点を二点に整理する。

問題1 バラつきが生じる

まず、総回復量が同じなら、バラツキがあるげんきエールの方が不利になる。これは、回復すればするほどおてつだいが早くなるわけではなく、げんき80で頭打ちになることが理由。ポケモン2匹のげんきは、40と120より、80と80の方が効率がよくなる。

問題2 総回復量が少ない

そして、1日の総回復量でもげんきオールに負けている。発動回数は若干げんきオールより多い傾向にあるものの、げんきエールを持つポケモンのおてつだい時間が長いこともあり、倍には届かない。回復量が約半分で、それを補えるほどの発動回数がないため、1日の総回復量でもげんきオールに負けている。

調整後のげんきエール

さて、ver1.5.0から、げんきエールに調整が入る。

問題は、これで、げんきエールは活躍できるようになるのか。

問題1については、「選ばれやすくなる」という表現が、どの程度の確率なのか次第。補正の強さによっては、ウツボットなどげんきチャージのポケモンを編成する場合や、げんき下降性格のポケモンを採用する場合にはげんきオールより安定感を増す可能性もありえなくはない。

問題2は、ヤドキングに関してのみ1.1倍になるらしい。元々、ヤドキングの1日のスキル発動回数の期待値はプクリンの1.4倍、サーナイトの1.13倍。回復量で、プクリンの0.77倍、サーナイトの0.62倍。

これが、プクリンの1.55倍、サーナイトの1.24倍になる。一回あたりの回復量を考えると、1日の回復量で、プクリンの0.85倍、サーナイトの0.68倍。

問題1は補正の強さ次第ではあるものの、問題2の総回復量の差があまりに歴然としすぎている。

げんきエールがげんきオールを押しのけて編成枠を獲得するためには、「バラつきはあるものの、げんきオールを総回復量で上回る」か「総回復量はトントン、バラつきがある部分はデメリットだが、ポケモン自体の持ってくるきのみと食材が強い」みたいな形で、なにかしらプクリンサーナイトを上回らないと厳しい。

ただでさえ、ヤドラン、ヤドキングソーナンスリーフィア、全て2進化で、スキルレベルでプクリンサーナイトに差をつけられている。

次なる疑問は、「ヤドラン、ヤドキングの食材確率の修正は、ヤドラン、ヤドキングを、スキルでのハンデを乗り越えて採用する価値のあるポケモンに押し上げたのか?」になる

ヤドラン、ヤドキングの食材込みの評価

おいしいしっぽ料理はふたつあり、ヤドンテールのペッパーサラダと、あぶりテールカレー

あぶりテールカレーはおいしいしっぽを8個使うぜったいねむりバターカレーの次に強い料理。ヤドンテールのペッパーサラダはおいしいしっぽを10個使うめいそうスイートサラダとニンジャサラダの間に位置する料理。

しっぽがエナジーが高いだけあって、食材数が30台にも関わらず、食材数50台の料理と競り合うエナジーの高さを誇っている。その分しっぽの入手は非常に困難で、食材とくいで持ってくるポケモンがまったくおらず、スキルとくいのヤドランとヤドキングが第二食材で持ってくるのみとなっている。ヤドラン、ヤドキングはしっぽ料理のために編成されうるポケモンとなるのだろうか。

しっぽ料理のペース

1日に集められるしっぽの数は、無補正ヤドランで4.3個、無補正ヤドキングで4個とかなので、基本的にしっぽ料理は2日に1食になる。食材確率M個体を採用できればもう少し増えるが、スキル確率の方を優先したい。サーナイトプクリンの代わりにヤドランを編成し、2日に1食を目安に作れるときにしっぽ料理を作るイメージになる。

しっぽ料理のエナジー

あぶりテールカレーの最高エナジーは20279。ヤドンテールのペッパーサラダの最高エナジーは22138。実際には1日1食だとLv55にはなかなかならないので、Lv30で考えると16000ぐらい、Lv40で考えると19000ぐらい。

元々10000エナジー程度の料理を作ろうとしていたところから置き換えたら、1食8000エナジー程度増えるイメージになるか。

げんき回復の差

ポケスリ攻略のシミュレーションによると、ヤドキングの回復によるげんきへの貢献は、スキル確率M、おてボ、なまいきの、ほぼ理想の個体で、おてボ込み35%。これはならした平均の回復なので、ここからばらつきが発生した分だけ効率が下がっていく。

サーナイトなら同じスキル構成なら46%効率を上げることができる。

トータルプラスかマイナスか

しっぽ料理を1日1食作れればまだ、環境次第でヤドラン、ヤドキングが勝てる余地はあったかもしれないが、2日に1食だと厳しい。フィールドボーナスなしで1日10万エナジーを稼ぐなら、4、5%のげんき回復の差でひっくり返されてしまうし、それ以上の差はしっかりついている。

結論:ヤドラン、ヤドキングを採用するか?

やはりスキルとくいなだけあって、ヤドランの食材確率1.3倍は気休めでほぼ変わらないという感じ。ヤドキングの回復量に関しては、1.1倍が多少効いて差を埋めてくれている感じはする。げんきオールと明確な差がある

ヤドラン、ヤドキングでしっぽ料理を作ることが非現実的であることはあまり変わらない。第一食材でないことが大きい。第一食材がしっぽだったならまだ1日1食作れて、弱いなりにひとつの構築として成立したのではないかと思う。

人気のポケモンだと思うので、元々弱くても使っていた人たちには、かなりありがたい修正にはなったと思う。特にヤドキングについては。

修正全体について

今までのポケスリの運営のバランス修正の傾向通り、全体的にゲームバランスの偏りの緩和、慎重な調整、といった様子。げんきエールを環境で採用されるポケモンに引き上げる調整ではなさそう。

ウソッキーのスキル確率も同様の傾向。ランキング記事に反映済み。

ゆめのかけらゲットSについてはまた別記事で考察する。