スキルレベル上限時に最強のスキルと、スキルレベル伸び率の高いスキルというのは違う。
具体的に言えば、前者はげんきオールやおてつだいブースト。後者はエナジーチャージになる。
多くのスキルが、スキルレベルに比例して効果量が上がるのに対し、エナジーチャージだけはなぜか指数関数的にスキルレベルが上がっていく。
メインスキルのタネを３つ持っていたとする。これを、げんきオールとエナジーチャージどちらに使うほうが強いのか。
以下の手持ちを持っていたとする
おてボサーナイト
性格 なまいき
サブスキル おてつだいボーナス
スキルレベル3
スキレベMサーナイト
性格 なまいき
サブスキル スキルレベルアップM
スキルレベル5
エーフィ
性格 なまいき
サブスキル スキルレベルアップM
スキルレベル4
これらの三匹の誰にメインスキルのタネを使い、誰を編成するのかのパターンをみっつ考えてみた。残りの枠は全てきのみS無補正ライチュウで埋めた。
パターン1 げんきオールに3
おてボサーナイトにメインスキルのタネを3つ使ってスキルレベル6にするのに使う。エーフィはパーティに編成せず、きのみとくいでエナジーを稼ぐ。
Lv30 741,870.74
Lv50 1,137,846.09
おまけ
サーナイトのサブスキルがおてつだいボーナスではなくスキル確率アップMのときも計算してみたが、大差なかった。
Lv30 741,717.42
Lv50 1,138,223.20
パターン2 げんきオールに1 エナジーチャージに2
スキレベMサーナイトにタネをひとつ使ってスキルレベル6にする。残り2つのタネはエーフィに使ってエーフィをスキルレベル6にして編成する。
Lv30 771,245.28
Lv50 1,080,095.24
パターン3 エナジーチャージに3
スキレベMサーナイトにタネを使わずにスキルレベル5で編成する。種はすべてエーフィに使い、エーフィをスキルレベル7で編成する。
Lv30 740,868.45
Lv50 1,032,526.63
結果、パターン3に関してはパターン1,2より弱いが、パターン1とパターン2に関しては、レベルで大小関係が変わった。
今回はレベルで差をつけたが、ポケモンの個体の差、好物きのみのきのみとくいを用意できるかなど、エーフィ以外の残りの３体の総合的な強さによって変わってくる部分と言える。
周りのポケモンがLv50きのみSライチュウ相当の強さなら、サーナイトにメインスキルのタネを優先し、スキルレベルアップMの代わりにおてつだいボーナスやスキル確率アップMなどの有用なサブスキルを優先したほうが強く、Lv30きのみSライチュウ相当ならサーナイトはスキルレベルアップMの個体を採用してその分メインスキルのタネはエーフィに回し、スキルレベル6でも編成した方が強い。
実際には、ラピスラズリまで進めてラルトスの厳選が終わる頃には周りのポケモンは育ってきていると思うので、そこまで考えると、おてつだいボーナスやスキル確率アップMなどしっかり強いサブスキルをつけたサーナイトにタネを惜しまず優先して使ってあげる方が強いと思う。
むしろ、序盤で手に入るプクリンこそ、スキルレベルアップM個体を採用し、サーナイトが手に入るまでのつなぎとして利用して、メインスキルのタネを節約したいと思う。パターン1と2について、サーナイトをプクリンに変えて、他は同条件で計算してみた。
パターン1 げんきオールにメインスキルのタネ3つ
Lv30 704,860.28
Lv50 1,078,108.63
パターン2 げんきオールに1 エナジーチャージに2
Lv30 645,304.53
Lv50 929,928.94
パターン3 エナジーチャージに3
Lv30 687,706.15
Lv50 974,081.60
面白いことに、プクリンだとげんきオールのパワーが弱いため、げんきオールへの依存度の低いパターン3が相対的に強くなってくる。
私は既にプクリンにメインスキルのタネを3つ使ってしまったし、なんならその前につなぎとして使っていたスキルレベルアップMの個体にもメインスキルのタネを１つ使ってしまったけど、今からプレイしている人は、プクリンはスキルレベルアップM個体を採用し、メインスキルのタネは使わず、スキルレベル5のまま使って、エナジーチャージやサーナイトにメインスキルのタネを回すのがいいと思う。
計算のバランスの都合上、デンリュウだとげんきオールとエナジーチャージがメインスキルのタネを取り合わず両立してしまうため、一回進化のエーフィを採用した。実際には、デンリュウの方が進化が一回多く、スキル発動回数の期待値もほんの少し高いため、実際にエナジーチャージにメインスキルのタネを回すときはデンリュウがオススメであることは注意として書いておきたい。
