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【ポケスリ】食材とくいにきのみS、実は損してない?

料理の重要性

これは、ライチュウライチュウバクフーンでひのこのジンジャーティーLv51を3食作ったときの試算とそのときのライチュウエナジー。週のエナジーが38万弱で、ライチュウエナジーは1.75万。

そしてこれは、ライチュウバクフーンゲンガーでネロリデトックスティーLv51を3食作ったときの試算とそのときのライチュウエナジーとゲンガーのエナジー。週のエナジーが40.5万弱。ライチュウエナジーは1.9万、ゲンガーが1.9万弱。


ゲンガーは、ライチュウより総合獲得エナジーが低いが、ゲンガーを編成し、作る料理をひのこのジンジャーティーからネロリデトックスティーに変えることで、ゲンガーの食材にレシピボーナスが乗りゲンガーの獲得エナジーがひのこのジンジャーティーのときを上回るばかりか、ライチュウの食材による獲得エナジーも伸びて、総合獲得エナジーを押し上げている。ひのこのジンジャーティーの際には余らせていたりんごが、ネロリデトックスティーのときには無駄なく使われ、レシピボーナスが乗ったためだ。

このネロリデトックスティー編成にはまだ伸びしろがある。ゲンガーのキノコの獲得量に余裕があり過剰供給気味なため、必要数の18個を超える15個分にはレシピボーナスが乗っていない。1日ゲンガーを編成したら、翌日はゲンガーを外しきのみとくいを編成することで、余剰のきのこにもレシピボーナスを乗せることができる。この差はキノコ一個あたり347エナジーで、15個で5205エナジーここから増えることになる。しかも、料理のエナジーを落とさないままきのみとくいのきのみエナジーを獲得でき、二重に伸びしろがある。

レシピボーナスとはなにか

レシピを構成する食材にはレシピの食材数ごとに決められているボーナスと、レシピのレベルに応じたボーナスが、食材の基礎エナジーに応じてかけられる。
ネロリデトックスティーならレシピボーナスが25%、Lv51ならレベルボーナスは148%、つまり約2.5倍。
上の2例は、この2.5倍の威力を物語っている。例えば、りんごなら90から279に、キノコから167から517になる。
この係数は追加食材にはかからないので、追加食材は基礎エナジーそのままで計算される。
きのみのエナジーはLv30で60前後、1回のおてつだいで持ってくるエナジーの量は、Lv30きのみSきのみとくいとすると、レシピボーナスが乗らない場合は
第1食材<きのみ≒第二食材<好物きのみ
ぐらいになるが、レシピボーナスが乗ると、
きのみ<第1食材<好物きのみ<第二食材
みたいな感じになり、きのみと食材のエナジーの大小関係が逆転する。たとえエナジーの低いりんご一つだけであっても、レシピレベルボーナスをマックス乗せることができるなら、非好物きのみを持ってくるよりエナジーを持ってくることになるし、第2食材にレシピボーナスが乗れば好物きのみ3個を上回ることになる。どれだけレシピボーナスを乗せるのかはとても重要になる。

料理をうまく活かすコツ

とにかく取ってくる食材を全て余すことなくレシピを構成する食材にしたい。大事なのは鍋に入れるだけではなく、レシピを構成する食材として使い、レシピボーナスを乗せるという点にある。
現状、50台のレシピはいいキャンプチケットを常用しないと安定して作ることは難しいので、食材数35前後のレシピが最大値になると思う。1日でレシピに含める形で使える食材は最大でも105個ということになる。目安としては、きのみとくいとスキルとくいばかり5体編成したら、全体の食材獲得数は80程度になると思う。食材とくいを入れるほどここから食材獲得数が増えていく。当然、この80程度の食材全てがレシピに含まれるレシピが都合よくあるわけではないので、最低限の食材とくいの編成で、できるだけこの80個の食材がレシピに含まれるようなレシピを成立させることを考える。
食材とくいの持ってくる食材は、溢れても食材とくいを編成から外すことで余らせないように調整できるが、きのみとくいが持ってくる食材は他にそれ以上交代する先がない。食材とくいの食材は過剰が好ましく、きのみとくいの食材は不足気味が好ましい。
ケッキングなど特殊な例もあるので、正確に言えば、編成に入れたり外したりして持ってくる食材の量を調整する運用を前提にするなら過剰が好ましく、きのみエナジー等食材以外を目当てに編成し編成に入れっぱなしにする運用をするなら食材は不足気味が理想的となる。

食材とくいにきのみSはアリなのか

食材とくいにきのみSのサブスキルをもたせると、サブスキルが1枠割かれることや、所持数上限に達すると食材を持ってこなくなる点から、食材獲得量が落ちる場合が多い。反面、そのポケモン単体で見たときのエナジー獲得量は上がることが多い。
エナジー獲得量が上がるので食材とくいであってもきのみSは強いと評価する人も多く、きのみS両刀と食材特化どちらが強い?というのは、議論や比較の的になっていると思う。その際、総合獲得エナジー量だけで比較していることが多い。もちろん、最終的にはどれだけカビゴンエナジーが稼げるのかが大事な指標ではあるが、ポケモン単体での総合獲得エナジーがそのままチーム全体の獲得エナジーではない点に気をつける必要がある。
上記の運用を考え、食材とくいは編成に入れたり外したりして食材数を調整することを考えるなら、総合エナジーを落としてでも、時間あたりの食材獲得効率を高め、さっさと食材を集めてきのみとくいに編成枠を譲るほうが、チーム全体での総合的なエナジー獲得量が上がる可能性がある。
冒頭のゲンガーでネロリデトックスティーを作る例では、ゲンガーの食材確率アップMをきのみの数Sに変えると、食材数が約半分程度に落ちてしまい、編成を他のポケモンに譲ることが難しくなる。特にゲンガーのような好物フィールド未実装の食材とくいポケモンにとっては、食材に特化して、さっさと集めて適性きのみとくいに枠を譲るほうがいい。

リザードンのきのみS

では、トープのリザードンのように、好物きのみのフィールドでエナジーを稼ぐ場合はどうなのか。リザードンフシギバナなど、ステータスの優秀な食材とくいがきのみの数Sを持つと、ガラガラなどのステータスの高くないきのみとくいがきのみの数Sを持った場合より総合獲得エナジーが高くなる場合がある。ここで注意したいのは、総合獲得エナジーではリザードンが勝っても、きのみのエナジーで言えば、ガラガラの方が高いという点。

きのみSリザードンは、きのみSガラガラに総合エナジーで勝てるものの、きのみエナジーでは勝てない。リザードンは食材確率が低いものの、流石に食材とくい、一度の食材獲得数が多いため、食材で稼ぐエナジーの差で、総合エナジーではガラガラに逆転する。このリザードンを、編成に入れっぱなしの運用にする場合、食材は不足気味が好ましいため、食材の形で持ってくるエナジーの割合が高いリザードンの性質はデメリットになる。きのみエナジーで勝るガラガラの方が使い勝手がよい。
編成から入れたり外したりする運用なら、食材特化の方がいい。他のフィールドでも編成しやすいし。

トープはそもそも適性ポケモンが他のフィールドより少ないし、きのみとくいもバクフーンイワークと、手に入れづらいポケモンが多く、きのみSガラガラの劣化であったとしても、それでもなお編成の枠があるぐらいきのみとくい人材不足になる可能性はあるが、今から新しくきのみSヒトカゲを狙いに行くぐらいなら、きのみSカラカラを狙った方がいいと思う。

食材とくいはやはりあくまでもとくいなものは食材であり、そしてどんなにおてスピが早く性能がよくても、持って来る食材が環境と噛み合わないなら出番はない、というのが私のリザードンの評価になっている。
新食材の追加、Lv60の開放で状況も変わってくると思うけど、そのときには欲しいリザードンの個体も変わっていると思うので、私は一旦ヒトカゲの厳選、育成は保留にして、活躍できる環境になったときに厳選しようと思う。

まとめ

まず、料理は弱くない。特に、レシピレベルボーナスの最大2.5倍はとても強い。食材バッグをしっかり拡張し、適切に最小限ピンポイントで食材とくいを補助として編成していくことで、きのみとくいのポケモンの持って来る食材のエナジーを無駄なく最大限引き出し、獲得エナジーを目に見えて伸ばすことができる。
食材とくいは食材に特化し、週末に食材を貯めたり、必要数貯めたらきのみとくいに編成枠を譲る運用が一番強い。なので、食材とくいにきのみSはいらない。
というのが今の私の考えになっている。見落としや穴があったらコメントで指摘お願いします。