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【ポケスリ】ラピスラズリ湖畔のブイズ考察

※睡眠中のおてつだい速度の計算を間違えていたので訂正しました。

リーフィアは、げんき回復スキルに強めのきのみで、決して単体性能は低くないものの、ニンフィアプクリンという強力なライバルがいるため評価されてこなかった。
ラピスラズリは待望のリーフィアが好物きのみになるフィールドにも関わらず、今度はエーフィも同時に好物きのみとなり、ライバルが2匹に増えてしまった。
ウツボットも好物きのみとなったことで、ブイズ複数とウツボットでぜったいねむりバターカレーを作れるのでは?と、ブイズ全体が期待されているが、リーフィアは編成枠を獲得できるのか?

エーフィvsリーフィアメインスキルLv6

だいふくさんがこの2匹の比較のわかりやすい動画を上げていたので、まずラピスラズリ適性きのみの2匹の比較をしたいと思う。
全体的に若干エーフィの方が強く、エーフィはおてスピからきのみSの恩恵が大きい、リーフィアはエーフィと比較するとスキル確率の恩恵が大きく、特に今後レベルキャップが上がっていけばより強力になる、というのが、だいふくさんの動画での分析だった。
リーフィアの方がスキル確率アップの恩恵が大きいという点には意義があるが、メインスキルLv6で比較して、エーフィの方が強いというのは概ね私も同意。
だいふくさんの試算に入っているかどうかはわからないが、補足として、リーフィアのスキル発動が、ロスになってしまう場合の条件2つを指摘していこうと思う。

1日の遅いタイミングの発動

1日中げんき80%以上を維持するということで、カメックスのげんきが80%以下になる前にリーフィアのスキルが発動することを前提にしている。
プクリンニンフィアより発動率は高いらしいので、1日3〜5回は発動すると期待できると思うし、その場合2回目以降の発動は、げんきが80%以下になったポケモンに対して発動する可能性が高い。
ニンフィアプクリンは、全体が回復するので、朝イチに1度目のスキルが発動すると、118%スタートで、380分、6時間20分は80%以上のげんきを保つので、朝起きてから6時間20分以内に2度目の回復が来れば、80%を切る前に2度目が発動する期待もかなり高く持てる。
リーフィアは事情が違う。
1回目に発動したポケモンと同じポケモンに発動したら完全に無駄だし、違うポケモンに発動した場合、起きてから3時間20分以上経っていればそのポケモンは既にげんき80%を切っていて、その場合は、既にげんきの低下でロスしてしまったエナジーは取り戻せない。
基本的に、80%以上であることが大事で、それ以上回復しても意味がないため、細かく全体にげんきを分配するほうが、一点にげんきを集中するより無駄が出にくい。

同じポケモンに複数回重複してげんきエールがかかる可能性

スキル確率やおてスピが上がっていて1日の発動回数が多い個体ほど、同じポケモンに2回発動するリスクは上がり、スキル1回あたりのエナジー獲得期待値は下がっていく。
2度目は20%、3度目は36%の確率で、既に発動したポケモンに重ねがけになる。
げんきエールLv6を仮定にする場合、2回重ねて発動はかなり過剰回復になり、無駄になる。
重ねがけが起きても、それはそれで、睡眠から外して育てたいポケモンを編成するなどの使いようはあるけど、げんきが80%よりいくら高くてもおてつだい効率はあがらないことと、睡眠時の回復が100%までであることを考えると効率は悪く、チーム全体のエナジーへの貢献には繋がりにくい。
期待値でいえば、1日2回発動なら0.2回分(20%)無駄に、3回発動なら0.6回分(20%)が無駄に、4回発動なら1.2回分(30%)無駄に、5回発動なら2回分(40%)無駄になる。

メインスキルLv6エーフィvsリーフィア試算の考察

エーフィ
- 好物きのみのフィールドでなくても強い
- シンプルにメインスキルLv6同士の比較だとリーフィアより貢献エナジーが高い
- メインスキルのタネを使う価値がある

リーフィアのメリット
- 進化が簡単
- メインスキルのタネの候補としては弱い

厳選にこだわり、ふんだんにリソースを割いて、メインスキルのタネも使って育てると、いよいよリーフィアは、エーフィと差別化できなくなってしまう。
エナチャはスキルレベルが上がるほど獲得エナジーの上昇幅も上がっていく反面、げんきエールはスキルレベルを上げるほど過剰回復のリスクが出てきてしまう。
ラピスラズリ専用に、育成コストを割かず、即席戦力として投入するというのが、エーフィとの差別化として一番いいのではないか。
トープのブースターみたいな感じで。
ラピスラズリ専用なのできのみSはほしい。
進化条件が簡単なことも、この即席戦力としての考え方とと噛み合う。

メインスキルLv2のエーフィvsリーフィア

しかし、メインスキルのタネを前提とせず、厳選を妥協して育てる場合であっても、エーフィの方が強いといつ話になってしまっては、いよいよリーフィアの立場が「進化が簡単」以外なくなってしまうので、メインスキルLv2での貢献エナジーを見積もって比較してみよう。

きのみの数Sはあるがスキル確率アップがないような個体についてのエーフィとリーフィアを比較してみたいと思う。

リーフィアのメインスキル1回のエナジー換算

エーフィはエナジー獲得量が1251
リーフィアは回復量が17

となる。17だと重複して発動しても過剰になりづらい。
睡眠中もげんきが高いことの恩恵は受けるので、発動してから夜寝るまでの間の時間、おてつだいの効率が1ランク分(0.3倍分)上がると思ってよさそう。
ただし、朝イチ発動の場合は、最初の3時間20分は元々80%以上で最大値の2.2倍になるため、スキル発動によるおてつだい速度の上昇の恩恵はなく、3時間20分過ぎてから差が出てくる。
夜0時に寝て、朝9時に起きるとする。
簡単のために、睡眠中に判定が出て朝イチ発動になる分と合わせて、夜0時から昼の12時までに発動する分に関しては、12時間分得すると近似しよう。
残りの昼の12時以降の発動に関しては、実際にはいつでも当確率で起きうるが、計算としては極端に両方に割り振り、半分の半分、1/4の確率で昼の12時に発動し、残りの1/4の確率で睡眠直前の0時に発動すると考えても計算結果は同じになるはず。
つまり、全体の3/4の発動については、マックスの12時間分の恩恵を受け、全体の1/4の発動は恩恵を全く受けないことになる。
これを、24時間で割ることで、1日全体を通した平均のおてつだいスピードの恩恵が、げんき0のときの速度を1とした数値で得られる。
120.30.75/24=0.1125
これはそもそも回復量が20と近似しているので、正しいかわからないが雑に17/20をかけて、約0.10。
げんきが0のときが1扱いだとエナジー計算が難しいので、1日のエナジー分平均1.6倍を1扱いとするために1.6で割り、0.06倍になる。

結論としては、1日の獲得エナジーが2万のポケモンに対して発動したら1200エナジー分に相当すると計算できる。
エーフィのLv2メインスキルと同程度になる。
ただし、比較対象のエーフィの数字がフィールドボーナス抜きの数字なので、対象のポケモンの1日の獲得エナジーは、フィールドボーナス抜きで2万でないといけない。
フィールドボーナス抜きで1日2万エナジーは、きのみSライチュウぐらいだと思う。
好物フィールドのきのみとくいならそれより高いし、非好物きのみのきのみとくいならそれより低い。
食材とくいは基本的に2万より低い。
対象の1日の獲得エナジーが2万は、ちょっと高めの見積もりになってるかもしれない。

総合エナジー計算

いつものwikiの食材確率とレベルによるおてつだい速度の変化の計算を抜いた、100秒あたりのおてつだいによる獲得エナジーの式を使って計算してみよう。
きのみエナジーの計算に使うレベルは30とする。

リーフィア
きのみエナジー 61
きのみの個数 2
スキル1回あたりのエナジー 1200
スキル確率 5.9
おてつだい時間 3000

10.63

エーフィ
きのみエナジー 55
きのみの個数 2
スキル1回あたりのエナジー 1254
スキル確率 4.40
おてつだい時間 2400

11.47

メインスキル2でもやっぱりエーフィに勝てない結果に。おてスピの差は覆せない。
ただ、ライチュウ入れるよりは強そうだし、進化の簡単さを考えたらアリと言えるのではなかろうか。
メガニウムオコリザルなど、きのみSの適性きのみとくいが複数編成できるなら、リーフィア側に巻き返しの余地のある範囲の差に収まっている感じはする。
そんなメンツが揃っているならリーフィアもエーフィも編成に入る余地がない気もするけど。
きのみSエーフィとメインスキルLv6エーフィ両方編成して、エーフィ2体の方が効率的だったとしても、きのみSリーフィアとメインスキルLv6エーフィの方が多様性があって嬉しいという価値観の人もいるかも。

参考: きのみSヤルキモノ メインスキルLv2 ウノハナ Lv30 11.20
ライチュウ メインスキルLv3 非好物きのみ Lv30 8.79

リーフィアvsエーフィまとめ

リーフィアは、メインスキルのタネを節約して、育成コストを節約しながらラピスラズリ湖畔でのみ採用するという使い方をするがエーフィと差別化し生き残る道だと思う。
スキルとくいはきのみとくいよりレベルが低い段階から貢献できる点とも噛み合っていて、リーフのいしで進化させた瞬間からラピスラズリに連れていける最低限の基準を満たすことができる。
ラピスラズリの好物きのみの手持ちが揃っておらず、ライチュウを入れるぐらいなら、リーフィアをいれる方がエナジー的にも強そうだし、エーフィとは役割が違うので、この程度の差に収まるなら採用する価値はあるとの見方ができそう。

リーフィアvs ヒーラー

プクリンニンフィアリーフィアの同時編成は、過剰回復のリスクがある。
上記の10.63の試算も、プクリンニンフィアとの同時編成ではこの数字を出せない可能性が高い。
エーフィだけでなく、プクリンorニンフィアにも勝たないと、リーフィアは編成入りできない。
しかも、プクリンニンフィアは、メインスキルのタネを使って既に育成済みの個体がいる人も多い。
リーフィアはメインスキルLv2でメインスキルLv6のヒーラーと枠を争わないといけない。
1回あたりの回復量は17と18でほぼ同じなので、同じく0.06倍で、一匹あたり1200としよう。
リーフィアと違い、本人のエナジー獲得量が低いので、そこは除外して、4匹分で、1回発動ごとに4匹分で4800エナジー獲得できるものとして、同様の計算をしてみる。
サブスキルはリーフィア側がきのみSのみで計算しているので、こちらはスキル確率アップMのみで計算してみる。

プクリン
きのみエナジー 55
きのみの数 1
スキル獲得エナジー 4800
スキル発動確率 4.0%
おてつだい時間 2900

10.90

ニンフィア きのみエナジー 55
きのみの数 1
スキル獲得エナジー 4800
スキル発動確率 3.99%
おてつだい時間 2600

12.13

ニンフィアには敗北、プクリンとはどっこいどっこいという感じ。
スキルは安定しないので、きのみでもエナジーを稼ぐリーフィアの方が安定していいという見方もアリな反面、メインスキルLv6まで育ってるヒーラーがいるということはスキル確率アップMのみよりもう少しいい個体を厳選してる人が多いと思うので、新しく育ててまでラピスラズリ専用ヒーラーを育てるほど価値があるかは結構悩ましいところではある。
メインスキルアップMの個体を育てていてスキル確率アップがないならラピスラズリではリーフィアの方が優秀かも。
ヒーラーがニンフィアでなくプクリンなら、エナジー面でもリーフィアが勝ちやすいし、食材面で差別化して料理や不足した食材により使い分けることもできるので、エーフィ厳選のついでにきのみS個体が手に入ったらアリかもしれない。

ブースターvsリーフィア

トープのブースター、ウノハナのブラッキーラピスラズリリーフィアは、どちらも、特定のフィールドのみで編成し、メインスキルのタネを使わない運用に適しているという意味で似ている。
フィールドの性質がまったく異なるため、どのフィールドの手持ちを強化したいか次第であって、客観的な数値化された指標で比べることは難しいが、きのみSイーブイの進化先を奪い合う関係であるのは間違いない。
きのみとくいが手に入りにくく、スキルとくいにきのみエナジーを担わせる意味があるのはトープなので、ブースターが最優先かもしれない。
最もきのみとくいが入手しやすく、ブイズできのみエナジーを稼ぐ意味が薄いのはトドゼルガが適正を持つウノハナだと思う。
ただし、ブースター、リーフィアは、メインスキル確率も、できたら欲しい反面、ブラッキーは元々げんきが過剰なのでメインスキル確率が下がっていても気にならないという差別化ポイントがある。
ラピスラズリウツボットが適正を持つため、ブイズが食材相性がいいと期待されているという優位性がある。
一長一短なので、手持ちのイーブイの個体と、自分の希望と相談ではあるけど、オススメは最優先はブースター。
食材とくいが多く、食材が溢れがちになるトープと噛み合いがいい。
リーフィアはやはりプクリンニンフィアという強いライバルの存在が気になってしまうので、進化先獲得の競争力も低く感じてしまう。

総評

メインスキルLv6のエーフィと、メインスキルLv6のヒーラーという、汎用性が高くメインスキルのタネを使う価値のあるポケモンたちの壁が厚い。
その中で、一応、狭い条件下であっても、差別化の余地のある地位は獲得していると見て間違いないのでは。
うちはヒーラーがプクリンなので、丁度いいきのみSイーブイが手に入ったら、ラピスラズリに行ったときの料理次第でリーフのいしを使うかもしれない。
特にデザートでは、メガニウムを軸にしたい都合上、今まで作ってきたネロリデトックスティーではなく、あくまのキッスフルーツオレなどを視野に入れていきたいので、アリかも。
カレー週でぜったいねむりバターカレー要員にブイズに期待している人もいるけど、個人的には鍋容量は51までと見ているので、ぜったいねむりバターカレーには期待しない寄りで考えている。