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コンパクトでない空間

a good experience become even better when it is shared

面接と見た目と

春休みのインターンシップに応募し、面接を受けてみて、最近気が付いたことがある。
もしかして、面接において、見た目って影響してくるのでは?
ということだ。
人によっては、何をいまさらと思うかもしれない。
そう、私は、ついこの間まで、IT系の面接であれば、話したことの内容だけですべて判断されると、なんとなく思っていたのだ。
そして、多分、同じように思っている人は他にもいるのではないかと思う。
だから、今回は、そういう仲間に向けて、「大変だよ!意外と話の中身以外も重要かもしれないんだよ!」という話をしたいと思う。

考えはじめたきっかけは、エプソンの面接にて、
「髪切っちゃったんですね。送っていただいた写真と印象変わりますね」
と言われたことだった。
特段深い意味のない雑談だったと思うのだけれど、「切っちゃった」と言われたのが、切らない方がよかったってこと?と、なんだかひっかかっていた。
私は自分の見え方に無頓着なので、印象違う、と言われても、え?違うの?としか思えないのだけれど、せっかくだから送った写真とエプソンに行ったときの髪型の再現を載せておこう。

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こうして見比べてもやっぱり印象が違うのかどうかよくわからないのだけれど、多分違うのだろう。
少なくとも髪型が違うのはわかる。うん。

髪型が理由かどうかはわからないが(多分違う)、結局エプソンには落ち、ソニーの面接を受けるときには、反省を活かして髪型を変えて臨んだ。

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髪型を変えたおかげかはわからないが(多分違う)、ソニーに受かって先日のソニーインターンの話に繋がる、というわけ。

それから、インターンの面接以外にも、もうひとつ、もしかして見た目って面接の合否に関係してくるのかなあ?と思った話がある。
勝手に話に出して申し訳ないのだが、私の友達(現在大学4年)に、一年間就活に苦労していた人がいる。
彼女の談によると、書類はパスするが面接で落ちてしまうとのことだった。
結局はどうにか就職先は見つけたようだけれど、なかなかに苦労したようだった。
先日二人でごはんに行った際、「あまりにも恋愛しないので、親に結婚できないだろうと心配されている」と相談にのっていたときのこと、
メイクの話題になり、彼女に、その眉は手を入れているの?と聞かれた。
特に何も考えずに「毎日ってわけじゃないけど、面接の前とかには」と答えてから、はっと、そうか、彼女は面接の前だろうと眉は整えないのか、と思った。
それで面接の結果が変わるとは断言できないし、むしろ他の要素も絶対に影響しているとは思うのだが、逆に、眉を整えているかいないかが面接の結果に影響していないとも断言できない、と思った。

書類は通るが面接で落ちる人は、よく、「優秀だし学歴も申し分ないのだが、コミュニケーション能力がないとどうしようもない」と言われたりする。
果たして、彼女はコミュニケーション能力は低いのだろうか?
少なくとも私と話しているときの彼女は決して意思疎通の取れない人ではなく、むしろしっかり私の話を聞き、同時に自分の主張を自分の言葉で伝えてくれる人であって、私の基準では「コミュニケーション能力が低い」人には含まれない。
私は彼女の面接を見てはいないので、面接中は緊張などでだんまりになってしまっていた可能性は否定できない。
しかし、最終的に受かった企業の際の面接では担当者と雑談で盛り上がったらしいし、それを考えても、多少緊張はしても、ある程度はいつも通り話せていたのではないかと思う。
ろくに言葉を発せないとか、説明が省かれすぎていて、何を言っているのかさっぱりわからないとか、もっと致命的にコミュニケーション能力が低い人たちを私は見てきている。
おそらく、単純に言葉で意思疎通ができるかどうかで言ったら、むしろ彼女はかなりその能力は高い部類なのではないかと思う。

私が推測するに、「優秀だし学歴も申し分ないのだが、コミュニケーション能力がない」と言われるときの「コミュニケーション能力」というのは、私の思う「相手の発言を理解し、自分の考えを言語化して伝える能力」いわば、「言語的意思疎通能力」とは異なるものなのではないだろうか。
もしくは、異なるとまでは言わずとも、それ以外のものも含む、といったところかもしれない。
もっと具体的に言ってしまえば、清潔感のある髪型や服装、発言の内容に適した表情や姿勢、話す速さと音量。
別の言い換え方をすれば、身だしなみとか、見た目、形式的な部分、非言語的な表現。
それらを指して、「コミュニケーション能力」と呼んでいるのではないだろうか。
いや、私の考え方からしてみれば、それのどこが「コミュニケーション」なんじゃい、と、それらは意思疎通ではなかろう、と思うのだが、
きっと、人によっては、それらの形式的な部分を用いてコミュニケーションを取るのだ。
身だしなみに気を配った清潔な恰好は、あなたを歓迎したい、友好的な関係を築きたいというメッセージ。
表情は、伝えたいものを視覚的にわかりやすく伝える手段。
話す速さを音量は、相手に発言の内容をわかりやすく訴えるインターフェース。
多分、そういうことなのではないだろうか。

言葉でコミュニケーションを取る人間にとって、これらの非言語的な部分で相手からのメッセージを受け取り、自分からも発信するのは難しい。
そもそも見えてないのだから、どうしようもないといえばどうしようもない。
最初から見えている人たちほど完璧にこなすのはおそらく一生かかっても無理だろう。
しかし、それでも、面接のときは髪をしばろう、眉が隠れない髪型にしようとか、眉を整え、アイブロウをひいていこうとかであればできるだろうし、
効果の程度の保証はないものの、それはきっとしておいて損にはならないだろう。
男性の場合は、髪を短めにすることがそれに該当するのだろうか。

書いていてなんだか、人間って非合理的だなあ、と虚しい気持ちにはなるのだが、文句を言っていても面接に落ちるものは落ちるのだから、
インターンシップに行きたかったら、あるいは職を得たかったら、非合理的なものに思えても相手の基準に自分を合わせるしかないのだ。

ソニーインターン行って来ました

お久しぶりです。
2/13から3/3にかけての三週間、ソニーインターンに行っていました。
今日はその報告です。
といっても、王手企業だけあって、公開していい情報はほとんどないんだけど。

全体を総括すると、私にとってはとても快適で過ごしやすいインターンシップだった。
インターンシップ自体の感想はまたあとで詳細に書くとして、まあまずは時系列順に、応募・選考の話からしようと思う。

基本的にはエントリーシートを出して、面接をする、よくある形。
特徴的なのは、部署ごとの独立性が高く、各部署との面接を個別に行うところ。
これは私の推測なんだけど、書類審査をパスできるかどうかも、ひとつでもこちらのエントリーシートを見て面接したいと思ってくれる部署があるかどうか、という基準なのかもしれない。
そのぐらい、人事主導ではなく、各部署の希望を尊重する雰囲気だった。
面接も含め、終始、各部署と縁があるかどうかで完結している、というのは、私にとってはわかりやすくていい。

面接も人事の立ち会いのもと、主に各部署の技術者と応募者の二人の面談という形で行う。
応募の段階では、様々なコースから希望のものを選択するんだけど、希望の方向性の参考にする、という程度で、実際入ったあとコース名を聞くことはなかった。
私が希望したコースは「商品/サービス開発・設計(ソフトウェア)【BtoBビジネス】」(コースの詳細は以下)で、実際に配属されたのは、低レイヤーの開発だった。
https://www.sony.co.jp/united/curiosity-lab/internship/engineer.html

さて、実際のインターンシップなんだけど、とにかく余計なことに煩わされることなく業務に集中することができた。
インドのインターンシップはまあなかなかに苦労することが多くて、それもそれで勉強にはなったのだけれど、今回はその点は真逆で、人間関係でも、必要な機材や権限、情報でも、生活環境でも、ストレスというほどのストレスはまったくなかった。
わからないことがあれば質問すればその場で丁寧に教えてもらえるし、必要なものがあればチューターさんに報告するとすぐに手に入る。
社食は味も値段も栄養バランスもレパートリーも文句なしで、昼と夜は特に悩むことなくとにかく社食に行けば済む。
服装も特に規定はなく、私はジーパンとか、ブーツとかを着て、ときにはぬいぐるみを連れて通っていた。
こんなに甘やかされていいのかと不安になるぐらい、非常に快適で生産的な三週間だった。

私自身のインターンシップは上記のような感じだったけれども、インターンたちはそれぞれ異なる部署に行っていて、またそれぞれ異なる感想を持っただろうと思う。
他のインターン生や社員さんの様子を見ていると、どうやら、

  • 役職ではなくさん付けで呼び合う上下関係の緩い雰囲気
  • 服装等の自由さ
  • 自分の挑戦したいことを尊重し、応援してもらえる風土
  • 自分の予定に会わせた休暇のとりやすさ
  • 各部署の独立性

ソニー全体に共通する雰囲気であるようだった。
私は常に自分の意見がはっきりしているので、それを尊重してもらえるのはとても快適だと感じたけれど、向き不向きはあるかもしれない。
休暇のとりやすさは流石大企業、という企業としての体力の高さを感じたし、個々の意思を尊重してもらえる点には、逆に大企業でもそんな企業もあるんだな、という新たな発見だった。

特にソニーに入れ込んでインターン先を選んだわけではなかったのだけれど、こうして振り返ってみると、結果的にとても自分に合う企業に行かせてもらえたなという印象がある。
もちろん他の日本企業のインターンシップは行ったことないので、根拠はないんだけれど、なんとなく他の企業だったらもっと苦労していたのではないかという気がする。

これを読んで、自分にもソニーは合うなと思った人、合わないかもと思った人、色々いると思うけど、これからのインターンを考えている人たちの参考になれば幸いです。

コムチュアさん見学の話

私は就職する気もないのに、インターンシップには行ってみたいという理由でキャリタスとキャリフルに登録している、企業やキャリタス、キャリフル側からしたら非常に迷惑な存在なのだが、先日、キャリフル経由でこんなメールが届いた。

当社はソフトウェア開発をしております創業31年目の独立系SIerです。 創立以来黒字経営を維持している東証1部上場企業ですが、まだまだ成長し続けています。 現状に満足することは決してなく、常に改善できることがないかを模索し、 小さなことから一つずつ真剣に取り組んでいます。 「次の10年間で、今の10倍の企業になる」が当社の次の目標です。

さて、小林さんのプロフィールを拝見させていただきました。 「なぜそうなるのか」の原因を見つけ出し、チームで課題に取り組みたい という小林さんに、是非当社を知っていただきたいと思い、ご連絡させて頂きました。

(中略)

★また、既に応用情報技術者まで取得している小林さんには OB訪問や執行役員との面談に特別ご招待いたします! 小林さんからのお返事を心よりお待ちしております!

こんな風に個人宛にメールを送られては、無視するのは心苦しい気がしてくる。
最初は断るつもりで、就職する気はないので、と返信をしたのだけれど、こちらはそれでも構わないので話してみたい、と言う。
コムチュアのHPを見てみると、ITをリードする、と主張していて、業界向けのセミナーなども開催しているらしい。
技術力の高さに興味を惹かれたので、お言葉に甘えて伺ってみることにした。
だって、高度な技術を持っている人にはたとえどんな状況でも会ってみたいと思ってしまうのが、私っていう生き物でしょ。

のだが。
行く、と連絡して早々、早速後悔した。
だって服装がスーツ指定なのだ。
スーツ大嫌いな私は、なんでIT業界を志望するエンジニアの卵にスーツを着せるんだよ、と息巻いて、このままエントリーシートを書かせ、入社させ、ブラックに働かさせて辞めることも許さずに搾り取るつもりなんじゃなかろうか、とか勝手な妄想をしていた。
行くといってしまった以上断れないが、絶対に思惑には乗らずに帰ってやる。
ブラックなのに(確定)技術力が高い手品の仕掛けだけ見抜くために行ってやろうじゃないか。
と、総武線に揺られながら戦場に乗り込む決意をする私。
客観的に見てみると、そこまで嫌なのに断れずに行ってしまってるあたり、いくら意気込んだところで全然戦いに勝てそうにない。

実際のコムチュアさんはまったくそういう悪どい企業ではなかった。
進路相談にのってもらい、コムチュアの理念の話を伺い、「友達に就活してるひとがいたらおすすめしといて」と、「長期インターンシップをするときは連絡するね」と言われて帰って来た。
とても優しい方でした。
疑ってかかっててすみませんでした。

個人的にためになるなあと思ったのは、IT分野で研究を行っている企業の話だ。
友達といい親戚といい、私は技術者と研究者に囲まれているが、私自身もそのどちらからまたはその中間のどこかになるのだろうと思っている。
そんな話をしたら、「ハードウェアだと研究をしてるとこもあるけど、ソフトウェアで研究やってるとこは国内にはあんまりないよ」とのこと。
ハードウェア、というのは具体的にはAppleMicrosoftgoogleなどを含むらしいので、外資は研究をしているが国内企業はしていない、の方が的確な表現なのかもしれない。
この前ディズニーが論文を出したなんて話も聞き齧ったけど、それを鑑みてもそういうことなのだろう。
国内企業で論文を出しているのはNTT Dataや野村総研ぐらいだ、とおっしゃっていた。
そういった国内の王手企業でのソフトウェアの研究は、基礎研究ではなく既存の技術をいかに応用するかの研究だ、とも。
なんかその「研究」は私がやりたい研究とは違う気がする。
やはり私が目指すべき方向は外資系であると再確認。

もうひとつ面白いなと思った話があった。
バグハンティングコンテストの話題を出した時のことだ。
(バグハンティングコンテストについてはこちらを参照)
専門家に頼まずに学生に頼む意図ってなんなんでしょうね、と尋ねたら、プロよりも学生のほうがかえってクオリティが高いことがある、という話をしてくださった。
プロはもらった額以上の仕事はできない。
できないというよりしてはいけない。
単純に言えば額÷時給以上の時間をかけて仕事をしたら赤字だし、30分のマッサージコースの値段で40分マッサージするようなサービスが当たり前になってしまったら、自分の首をどんどん締めることになる。
プロであるということ、仕事というものの本質がお金を手に入れることである以上避けられないことだ。
その点アマチュアはお金のためにやっているわけではないので、時給とか、収支とかには縛られず、時間と好奇心が続く限りどこまでも突き詰めることができる。
これはイラストの世界で聞いていた話だったので、私にはすぐ腑に落ちる話だった。
私のお母さんはプロのイラストレーターで、よくアマチュアはいくらでも時間をかけるから怖い、ときにプロよりすごい仕事をする、と言っていた。
プロがプロであるがゆえに足枷をはめられるというのはなんだか矛盾してるようで面白い。

友達に宣伝しといて、と頼まれたので、義理がたい真面目人間として、コムチュアの紹介もしておこうと思う。
実際よい企業だと感じたし、よい情報は一見自分にメリットがないように見えてもシェアする、というのがこのブログのコンセプトであり私の方針だ。

話を聞いていて、特徴的だと感じたのは、社員を専門家に育てようという意識の強さだ。
ひとつのプロジェクトにおいて、マネジメントからセキュリティから、さまざまな技術が必要とされ、それらの分野のいずれかの専門家になれるように、社員の才能を見極め育てていく、という方針らしい。
マネジメントをひとつの専門家として評価し、専門的な技術を要求している時点で、某自殺者を出した会社とは大違いだ。
プロジェクトは計画通りには進まない、そんなところが仕事は面白いんだ、と笑顔で話されていて、この人、計画通りに進まない困難を乗り越える達成感がほんとに好きなんだなあとほっこりした。
好きなものがある人が好きなものを語る様はそれだけで見ていて幸せになるよね。

技術者にしても企業にしても、インプットとして身に付けるべき技術と、アウトプットして収入に結びつけられる技術は必ずしも一致せず、その両面のバランスを取ることが必要だ、ということも話されていた。
実際、継続的な黒字経営と、AIやIoTなどの流行りもの技術によるビジネスの模索とを両立しているらしい。 また、コンサルティングにも力を入れているのも特徴かもしれない。
企業のビジネスのうちの一部のサービスの開発を任されて満足するのではなく、企業のビジネス全体をIT技術の側面からガイドするような、既存の他のサービスや技術との相性も考慮した提案をすることを重視しているそうだ。
単なる下請けではなく、できるだけ上流側に、下請けの中の一番上流側、ビジネス全体を見渡せる立場に立つ。
そういうの、一次請けと言うんだったか。

専門家に育てる、というのは、企業の中で飼い殺すのとは正反対の立場だ。
入社時点での技術力がなくても向上心さえあればうちで育てる、と言っていたから、技術者のキャリアのステップアップを手助けして送り出している側面すらある気がする。
今回お話ししてくださった人事の方も、「外資に興味がおありなら、外資に転職を目指すための経験を当社はで積んではいかがですか」といった雰囲気があった。
うちは外資にも劣らないと思っているからこそ雰囲気だけで口にはしなかったのだろうけど。

一時期は大企業だけではなく、中小にも優良なところはある、中小に目を向けよう、なんて言われていたけど、実際中小企業の情報は少なくて、優良な中小がどこなのか判断がつけられないがゆえに、大企業志望という人は多いのが未だに実情だろう。
コムチュアさんはそういった優良な中小企業のひとつであると、その中でとくに光るものをもっている会社であると感じた。
ベンチャーと呼べるほど新しくはないけど、雰囲気は滝を登り今まさに龍にならんとしている鯉のそれだと感じた。
なるほど、これからこの鯉が龍になっていく10年間を内部で働きながら間近で見るのはさぞ人生面白かろう。
私が就活とか企業研究とかろくにしてないので、説得力には欠けるかもしれないが、これが私の感じた率直な感想だ。
起業するならこういう企業を目指すべきなのだろうと感じるお手本のような社会に対する適応力、社員とお客さんと会社の三者の利益を最大化して維持していく力を感じた。

最後に、窮屈なスーツと慣れない靴を履かされた恨みを込めて、「なんでスーツ指定だったんですか?」と聞いてみたら、「就活の練習になるかと思って」と言われた。
なるほど、おそらくコムチュアさんにとって既にスーツが嫌いな技術者になっている限られた学生は想定外なのだろう。
学生に技術力まで要求していたら誰も採用できなくなってしまうから、だから就職イベントは技術者ではない普通の学生向けに開くのだろう。
コムチュアさんからしたら、そんなにスーツが嫌いだったとは、ごめんね、ってとこかもしれない。

B3が選ぶおすすめ春ITインターン

私が個人的に注目している2017年春ITインターンシップリスト。
応募終了したものも、応募中のものも、まだ今年の情報は出ていないものもごった煮。
王手が多いけど中小もあるよ。
基準は、情報系インターンで、基本は二週間以上で、インターン生を粗末にしなさそうなところ。
要求される技術力や内容の分野は選り好みしてないので雑多です。
これもおすすめだよっていうのあったらコメントでもtwitterのDMでも教えてください。
企業さんのセルフプロモーションも歓迎します。
2016/12/23時点。

これでバズっちゃって今年だけ応募が殺到とかになったら私涙目なんだけど、まさかそんなことはないと信じて公開するよ。
もし万が一バズっちゃったら不憫に思った人、なにかおごってください。

セイコーエプソン

キャリタス:
セイコーエプソン株式会社 | キャリタス就活2018 | 新卒学生向け就活準備・就職情報サイト

公式:(2016年夏のものしか掲載なし。内容は5daysと2weekは同じだが、新たに追加されたCコース、Dコースの情報なし)
インターンシップ|セイコーエプソン採用|エプソン

勤務スタイルが柔軟な企業ランキングで13位にランクインした企業。
5days、2weekは募集終了。
2weekコースはテーマの選択肢が幅広く、ファームウェア開発からアンドロイドアプリ設計まで様々。
「チームよりもっと大きい単位に対してインターン生は一人」だそう。
面接もまったく圧迫面接などではなく、リラックスできるように配慮してくれていて、節々からインターン生を尊重してくれているのを感じる、とても信頼できる企業。
必ずしもプログラミング経験がある人ばかり来ることを想定しているわけではないので、経験豊富なインターン生が集まってガリガリコード書くのを想定している人には物足りないかもしれない。
まだ募集しているCコース、Dコースは前半をオンラインで、一日か二日だけ実際に集まって行う一週間のインターンシップで、Cコースは女性向け。

NTTコミュニケーションズ株式会社 IoT Festival -for students -

公式:
インターンシップ/イベント情報 | 「すべてを変える技術を世界へ」NTTコミュニケーションズ 2017新卒採用サイト

ハッカソン。三週間。千葉大学は完全に授業期間と被っている。チームでも参加も可
ちなみに二週間の職場体験型インターンシップもある。こちらは先ほど紹介したエプソンインターンシップともろかぶり。
インターンシップの内容はプラットフォームサービス、SaaS、セキュリティその他もろもろのサービスの設計・構築・検証・運用などだそう。
1dayインターンも結構レベルの高い内容に見える。
私のサークルサーバーで使っているDockerの1dayインターンシップもあるよ。
要求される技術力は、任天堂やpixivほどではないけど、エプソンよりは要求される、ぐらいの印象。

チームラボ

公式:
チームラボ インターンシップ通年募集 / teamLab

IT界隈ではインターンシップ先として大人気の企業。
もはや説明する必要もないんじゃなかろうか。
倍率は絶対高い。間違いない。
高い技術力をもつ技術者集団。
多分国産googleみたいな感じなんだろう。
インターンシップとしては、要求される技術力も倍率も最高峰なんじゃなかろうか。
googleとどっちが上かな?ってレベルだと思っている。
このへんにくるともうMicrosoft Student Partnarsとかも視野に入る人とかが応募するものなんじゃないだろうか。

pixiv SPRING BOOT CAMP

公式:(去年のもの)
インターンシップ「pixiv 2016 SPRING BOOT CAMP」参加者募集開始 - ピクシブ株式会社 採用サイト

まだ募集要項が出ていない。
ガチWeb系らしい。
交通費、宿泊費だけでなく一日10000円のお給料が出る。
でも、お給料なんかよりもっとpixivインターンに受かった経歴自体の価値がでかいのではなかろうか。
エントリーシートに今まで作った作品とか要求されるタイプの、経験値のあるガチ勢が応募するガチなやつ。
だってGithub選考がある。怖い。
プログラマーだけでなくデザイナーとしてのインターンシップもある。 pixivはもう投稿者としても閲覧側としても長いことどっぷり浸かっている/使っているサービスだから思い入れはあるけど、ちょっと私では経験不足かもしれないなと思う。

任天堂

公式:
採用情報:任天堂 インターンシップ 2017

例年2週間程度のインターンシップをやっているはずが、今年は忙しかったらしく、募集開始も遅かったし期間も1dayになってしまった。
任天堂のお金で京都旅行にいけるインターンシップ
ポケモン好きとしては気になる。
参加者は口を揃えてよかったと言う。とても評判がいい。
1dayになったのが、選考難易度上がるのか下がるのか。

ソニー

公式:
Sony Japan | Sony Curiosity Lab | INTERNSHIP インターンシップ

規模がでかい。
テーマが細かくわかれていて、そのテーマごとに結構な人数が採用される。
期間がエプソンとNTTとかぶる。
あまりにも一日違わずびったり被るので、なんだか国立大学や中学の私立御三家の入学試験を思い出す。
おそらくエプソンよりもっと各テーマごとに独立している感じで、求められるスキルの基準も、働き方の雰囲気もテーマによって全然違うのだろうと思う。
これだけあれば誰でもひとつぐらいは合うやつあるだろってぐらいいっぱいある。
募集期間が比較的長いので、エプソンやNTTの結果が出てからでも応募できるかもしれない。

イサナドットネット

公式:
インターンシップ(学生向け) │ isana.net,inc

通気募集で期間は5日間。
事前学習もサポートしてくれたり、給料が出たり、学業の都合を重視してくれたり、とても丁寧に扱ってくれる印象がある。
内容はペッパーくんで動くAndroidアプリの開発。
といっても、なんだか企業に言われたものを作るのではなく、好きなものを作らせてくれるんじゃないかという雰囲気すらある。
経験や技術力は問われず、その人のレベルに合わせた内容を考えてくれるそう。
なんでそんなにサービスいいの?
大丈夫?イサナドットネットさんの負担になりすぎてない?持続可能なの?

ダイキン

公式:
インターンシップ情報 | ダイキン工業株式会社

募集終了。応募しそこねた。
これもエプソンとNTTとソニーと期間が被るやつ。
ここでテーマが見れる。
情報系のテーマは少なめ。

データセクション株式会社

キャリタス:
データセクション株式会社 | キャリタス就活2018 | 新卒学生向け就活準備・就職情報サイト

通年募集で期間は一週間から一ヶ月。
通年募集なので期間はわりと自由がききそう。
Deep Learning専門ってところが特徴的。
研究とかでDeep Learningやってる人は研究でやったことと同じことをやるだけで面白くないかもしれないけど、やってない人にとっては面白いのでは。
Deep Learning独学で学ぼうって思ったら結構大変だけど、それをタダどころか交通費支給で教えてもらえるのであればとてもお得な気がする。
一度ぐらい、Deep Learningのコードを書いてみてもいいかなってちょっと思ってる。

経済と人権と、「転売ってなんでだめなの?」

今回は転売の話だ。
先に今回の話の流れと結論を一言でまとめてしまうと、「確かに、転売ってよくないと思うんだけど、一般的にされている転売がよくない理由が自分にはピンとこない。でも確かに転売ってよくなさそうだよなとは思う。だから、自分なりに転売がダメな理由を考えてみた」という感じだ。
私は転売はダメだと思っているし擁護するつもりはないのだけれど、話の流れ上、一度一般的に言われる転売がダメな理由がどうしてピンとこないのかを説明していくことになるので、一見擁護しているように見える場面もあると思う。
もしかしたら、その言い方が、人によっては、読んでいてしんどいものになるかもしれない。
そういった人たちを傷つけるのは、私の望むところではないので、もしあなたがここまで読んでいて、心がざわつくようなら、このへんでブラウザバックしてほしい。
一旦閉じておいて、どうしても気になるようなら、後でよく考えて今なら読んでも大丈夫、冷静に読める、と思ってから戻ってきてほしい。

さて、本題に入ろう。
よく、「転売屋から高額でチケットを購入すると、公式のグッズを買うお金がなくなって、公式の次期制作ができなくなるため、転売屋からチケットを買うのはよくない」という主張を聞く。
これが、私はピンとこない。
転売屋からチケットを買うのはよくない。
公式にお金を入れることで次の制作につながることも確かだし、その作品を評価していて、制作した企業を応援したいなら、そうすべきだと思う。
そのどちらにも、同意できるのだけれど、果たして公式に入るお金が減るから転売から買ってはいけないというのが理由として通るかというと、それは別の問題なような気がするのだ。
例えて言うなら、寿司屋の客引きが、違法ドラッグを購入しようとしている若者に、「ドラッグを買うのにお金を使ったらうちで寿司が食えないじゃないか!」と説教をしているような、そんな違和感を感じる。
もっと言うなら、注意しているのは今回の場合寿司屋の客引きではない。
その寿司屋を贔屓にしている常連客が説教している状態だ。

現実問題として、ある程度出費を管理している人であれば、娯楽費というのは限られているし、公式のグッズと転売屋のチケットはその同じ娯楽費の枠を取り合う位置にいるとは思う。
しかし、だからといって、それは他人が口を出す問題だろうか。
それが、転売屋のチケットではなく、まっとうに商売をしている別の人であれば、例えば非公式の二次創作であれば、赤の他人が「公式に使うお金がなくなるから冬コミで二次創作買っちゃダメ」なんていうのはおせっかいだろう。
お前は私のかあちゃんか、ってな感じだ。
「公式にお金を使わないと次の制作ができないから、公式グッズを買えるようにお金は計画的に使おうね」 ならまだわかるが、転売屋のチケットピンポイントで、買うのはよくないと主張するには根拠として弱い。
転売屋のチケットだからこそダメな理由が別にあるのだ。
そうでなければ、娯楽費を公式に使わずに別のところに使ったところで、それは資本主義経済の競争のなかの勝敗の話であって、他の人が口を出す問題ではない。

転売屋のチケットだからこそダメな理由というと、きっと多くの人の頭の中に浮かんだのは、価値を生産していないことだろうと思う。
私も、少し前までは、その理由で納得していた。
つまり、今は納得していない。
考えが変わったきっかけになったのは、経済学部に進んだ高校の友達との会話だ。
私は、経済的価値を生産してない仕事全般を、悪いと思ってはいなかったけれど、好きではなかった。
価値を生産せずにズルするみたいにお金を手に入れて、その人たちは楽しいんだろうか、と思っていた。
転売屋も、先物取引や株取引で儲けているトレーダーもだ。
株に関しては、それが会社の資本金となり、会社の生産活動に活かされていることは知っている。
しかし、それは最初に買った人がずっと持っていても変わらない。
だから、何日とか何時間の単位で取引を続け、上澄みをこそげるようにどこからかお金を生み出してくるトレーダーは価値を生み出していないと思っていた。

友達と議論を続けた末、ようやく私が納得した答えは、そういったトレーダーが存在しなければ、ほしい時にものを買えないし、売りたいときに売れない、という話だった。
株も野菜もなにもかも、私達は買いたいときに買えて、売りたいときに売れることが当たり前だと思っている。
それができない世界なんて想像できないだろう。
でも、もしトレーダーとなるような人たちが一人もいなければ、買いたいときに買えないということが実際に起こりうるのだ。
架空の世界でつかみ所のない取引を続けている人たちがいるおかげで、そういった受給の変動は価格の変動として緩衝され、受け止められ、ものが少ない時でも本気で買いたければ額さえ出せば買える状態になっている。
買えない、というのは極端すぎてピンとこないかもしれないから、それよりはまだ現実的な、トレーダーの人数が十分でなかった場合を説明したほうがわかりやすいかもしれない。
トレーダーの人数が少なかった場合は、価格の変動がもっと大きくなり、キャベツが10000円だったり、みかんが一個5円だったりして、安定しなくなるのだと思う。
近年は、株の短期間の上下幅がどんどん小さくなる傾向にあるらしい。
それも、FXなどの普及で株取引が消費者に身近なものになり、トレーダーの人数が増えてきたからなのだろう。

つまり、一見経済的価値を創造していないようにみえる、買ってきて売るを繰り返す人たちでも、資本主義社会にとって非常に重要な役割を担っている。
これは転売チケットについても同じことが言えると思う。
軽い気持ちで応募した人もどうしてもほしくて応募した人も、得られる権利はまったく同じ、一口分の抽選券だ。
本来なら、チケットに大した価値を感じていない人にも大きな価値を感じている人にも平等に届くはずのチケットを、転売屋はチケットにほんとに価値を感じている人の元に届けるという役割を持っている。

まあ、そもそも、「価値を生み出してないのにズルして儲けてる」なんてやっかみにすぎなくて、それで人に迷惑をかけていないのであれば規制する理由として不十分だと私は思うので、こんなややこしい説明をしてまで、転売屋が生み出す価値を説明する必要もなかったかもしれない。
いずれにせよ、転売屋だからこそダメな理由としては、「価値を生み出していない」は却下だ。

じゃあなんでだめなんだろう、とわからずにいた私に、とある方がこう教えてくれた。

悪意が混じるのが簡単だからですね 100限のグッズ、100個買って50倍の値で売るのも含めてそう呼ばれてるので…… 経済学でいう市場の失敗……といえなくもない

市場の失敗、というのは経済学の用語だ。
私は経済学には詳しくないので、この言葉自体の理解が正しいかは自信がないので、自分の言葉で説明していこうと思う。
基本的には資本主義は、需要と供給が釣り合う位置価格で売り買いをすると、社会全体の幸福度が最大になるという理念に基づいている。
自然のままに任せておけば、売り手はより安く、より良いものを売ろうと競争し、買い手はより高い値段で買えるひとがものを手にすることができる。
この競争よりって、より欲しい人のもとにほしいものが届き、製品の開発は進み、社会は発展していく、という理屈だ。
しかし、需要と供給に任せていては、最適な価格でバランスされない場合というケースが存在する。

例えば、消しゴムを作っている企業がいくつかあったとしよう。
その中のほとんどは、消しゴムのみを作っている専門店だったが、ひとつだけ、鉛筆や他の文房具も作っている王手の企業があったとする。
この王手の企業が、一時的に消しゴムの値段を赤字レベルまで下げる。
この企業は他の分野で儲けを出している大きな企業なので、そんな価格設定が可能だが、他の企業にはそれは真似できないので、潰れていってしまう。
結果的に残るのはこの王手企業だけになる。
そうなれば、消費者は他に選択肢がないので、この企業の消しゴムを買うしかなく、この王手企業はいくら粗悪な品を高い値段で売っても買い手がつく。
これではよろしくない。
だから、消費者には選択の自由を、常に複数の選択肢があることを、法律で保証してやる必要がある、という理屈だ。
このように、自然な競争に任せるのではなく、政府の介入が必要になってくるケースというのが存在する。

今のは代表的な例だが、今回の転売に近い別のケースも紹介しよう。
大金持ちが、石油を先物取引でガバっと買い占めてしまう。
しかし、石油はプラスチックにもガソリンにも使う、生活必需品どころか社会のインフラを支える重要な資源だ。
消費者(この場合、運送業者やプラスチック製品を製造する業者も含む)は、高いから、ないからじゃあ入りませんというわけにはいかず、大金持ちの言い値で石油を買うしかない。
これも、市場に任せっきりにしておいたら社会の幸福が最大にならず、政府の介入を必要とする例だ。

もし、転売屋の手にするチケットの枚数が、チケット全体の枚数に大して十分多ければ、こういった現象と同じ現象が起こると考えられる。
そもそも、チケットを抽選で売ろうというのは、多くの人にチャンスを与えたいという企業の戦略だ。
その意図は、もしかしたら新参を取り入れる機会を儲けたいということなのかもしれないし、もしかしたら印象をよくしたいということなのかもしれないし、理由は様々だが、転売屋の存在は、この企業の戦略を壊している。
戦略を壊して得た結果が、健全な競争であれば、企業の戦略を選ぶ権利と転売屋の仕事をする権利どちらが勝つのかはわたしは法律家でも経済学徒でもないのでよくわからない。
しかし、その結果が不健全な値段の釣り上がりであれば、権利とかとは別の問題として、資本主義社会の市場に悪影響を与える存在と言うことはできるだろう。
転売屋が市場に悪影響をもたらす存在であることを根拠に、彼らを市場から追い出そうという主張や活動をするのであれば、私も納得できるし、実際その程度が無視できないぐらい甚だしいと政府等第三者が認めれば、法律等による規制の形で介入があるだろう。

ある特定の職業を指して、それはよくないと、あそこからはものを買うなと運動をするのは、結構デリケートな問題だ。
人には職業の自由があるし、合理的な根拠がなければ、それは差別や、仕事を選ぶ人権や購入する権利を妨げる行為になりかねない。
「この仕事は社会から追い出すべきだ」「これを購入することは悪いことだ」という主張は、慎重にしなければならず、経済や法律の専門家の結論という根拠が必要だ。
この件に関しては、政府に、あるいは専門家に、「こういう事情で困っているんです」と理解を訴えていく形がやはり適切で、「転売からチケットを買うのはよくないことだ」と他の消費者向けに消費活動を制限するような主張をするのは、そういった主張が当然で正当だと認められていくのは問題なんじゃないかと思う。
セキュリティとプライバシーの権利の対立なんて話もよく聞くが、ある人の権利と他者の権利がぶつかりあうというのはよくある話で、この件も消費者の正当な価格で購入する権利と転売屋の職業の権利や消費者のほしいのもを購入する権利がぶつかりあっている事例だろう。
素人が安易にどっちかのみを見て結論付けるには複雑すぎる。

また、残念なことに、転売屋を批判する人の中には、在日と転売を結びつけて語る人も多い。
たとえ統計的事実がどうであろうと、人種で職業を、あるいは職業で人種を決めつける発言をすることは人種差別だと私は思う。
内心でどう思っていても、思うだけなら誰にもそれを文句を言う権利はない。
同じ考えの友達同士で語り合うことも問題にはならないだろう。
ただ、それを発言するのが問題なのだ。
差別発言をインターネットで公に配信してしまう心ないひとがいること、それが問題視されずに、当たり前と受け止められてしまっていることは、悲しいことだと思う。

転売屋が社会的問題になるということもあるだろう。
しかし、たとえそれが問題であることが事実だったとしても、言い方には気をつけてほしいと思うのだ。
転売屋はダメだという主張を見た時、自分がそう主張するとき、それが人種差別になってしまっていないか、他人の職業を選ぶ権利を奪うような言葉遣いになっていないか気をつけて、個人の感情や推測と正確な事実を分けて考えるよう意識してほしいなと思う。

参考

この記事を書いた後見つけたものだけれど、フェアな視点から分析していてとてもわかりやすいと思った。

todaiecon.blog.fc2.com

セキュリティスペシャリスト試験受けましたレポ

実は秋季セキュリティスペシャリスト試験を受けていた。
セキュリティスペシャリストというのは、IPA(情報処理推進機構)が行っている国家試験、情報処理技術者試験のうちのひとつで、それのレベル4にあたる。
ITパスポートと情報セキュリティマネジメント試験がレベル1、基本情報技術者試験がレベル2、応用情報技術者試験がレベル3で、位置づけ的にはその一個難しいやつ、ということになるが、実際にはレベル4の試験の中では比較的簡単と言われているらしい。
毎年4月と10月にそれぞれ春季と秋季の試験を行っていて、先日結果が発表され、合格がわかったので堂々とブログに書けるようになったというわけ。

特段セキュリティに興味があるというわけではなかったのだけれど、例によって彼氏に「一緒に受けよう」と誘われて、まあサークルでもサーバー管理係とかやってたし、勉強してみてもいいかなー、ぐらいの気持ちで受けた。
結果的に、受けてみてよかったと思う。
将来仕事に活かすことになるかはまだわからないし、どちらかというとセキュリティの専門職につくような気はしないのだけれど、ある程度情報を学んでる者なら一般常識として知っておいていい話はあったのかな、と感じた。
先日ブログにも書いた千葉大学のセキュリティバグハンティングコンテストに参加しようと思ったのも、この試験を受けてセキュリティを少し身近なものに感じるようになった、というのもある。
当時はとりあえず講習を受けてみるか、程度の気持ちでしかなかったものの、結局はじめてみたらノリノリになって、これをきっかけに今まであまり話したことがなかった人とも話すきっかけが得られたし、出会えた人も多くいること、今後もっと仲良くなれるかもしれないことまで含めると、相当影響を受けているとも思える。
例によって私は勉強がうまいわけでも好きなわけでもなく、試験対策勉強法なんて書けるほどのものじゃないので、感想とか、どういう人ならおすすめできるかとか、そんなことを書こうと思っている。

午前は小問が並ぶ選択問題、午後は長文を読んで答える筆記と選択が混じった問題なのだけれど、長文問題が結構読んでいて面白かった。
過去問等をいくつか解いていると、大体長文の流れは決まっている。
まず、自社で出しているITサービスとネットワーク構成が説明されたあとで、同業他社や自社でセキュリティ上の問題が発覚したというところから話ははじまる。
そこで、主人公の企業は外部のセキュリティの専門家か、内部の専門家に調査を依頼する。
調査の結果、適切にパッチが管理されていない、利用しているフレームワークセキュリティホールが見つかった、等の問題がなにかしら見つかる。
そこで、企業は対応策を検討し、最適と思われる対応をとって、問題が解決しました、めでたしめでたし、と物語は結末を迎える。
これが読んでて結構面白い。

まず、企業の規模や、システムに個性が感じられて、読んでて実在してる企業みたいに思えてくる。
登場人物も、セキュリティに疎い人から専門家まで様々なレベルの人がいて、調査を命じたり調査の結果の報告を聞く上司も、担当者より詳しいこともあれば、担当者の方が詳しいこともある。
調査や改革の規模もセキュリティマニュアルを作りなおすレベルのものから、一部改善するにとどまるものまでいろいろあるし、セキュリティの問題のレベルも、致命的なものから、緊急は要さないけれども改善したほうがベター程度のものまでいろいろある。
フレームワークセキュリティホールが見つかった時は、パッチを当てる対応策とファイアーウォールに制限をかける対応策を検討し、通常はパッチを当てるのが教科書的な対応だけれども、それじゃ動作テストに時間がかかりすぎるという理由でファイアーウォールの対応策を採用していて、とても興味深かった。
そんな感じで、話がリアルで読んでいてクスッと笑えるものがあったり、登場人物に感心させられたり、勉強になったり、面白い。

さて問題の方はというと、そんなに高度なことは要求されない。
といっても、ある程度知識を要求はされるのだけれど、どちらかというと専門家の調査の結果や対応策を読解できるかどうか、が問われているという印象だった。
専門家の見解や対応策の部分に下線がひかれていて、「なぜそう言えるのか答えよ」とか「どうしてこの方法で対策になるのか説明せよ」とか、そういった感じで、答えは文章中からほぼ抜き出すような形で答えられる場合も半分ぐらいある。
この資格をとれば、すぐにセキュリティの専門家になれますよ、という資格ではない。
どちらかというと、セキュリティの専門家に調査を依頼した際、その結果の報告を理解することができるようになる、という感じだ。

実際、千葉大学セキュリティバグハンティングコンテストで、セキュアスカイさんの様々なお話、講座を聞いていると、なかなか調査を依頼した会社に問題点を伝えるのは難しいのだろうな、と感じた。
セキュリティ上の問題を指摘したら、「それはバグではなく仕様です」と言われた、なんてエピソードもあったし、必ずしも全てのITサービスを提供している会社がセキュリティの基礎知識がある人を雇っているわけではないのだろう。
こういったサービスを提供したいという思いで会社を立ち上げ、技術はこれから学ぼうという段階の会社であっても、セキュリティは必要になる。
右も左もわからないが、とにかく挑戦してみようという思いで、セキュアスカイさんに調査を依頼する会社もあるのだろう。
どんな会社でもセキュリティを向上させようと依頼に来た時点でお客さんはお客さん、セキュリティ会社としては話が通じないからといって無下にはできない。
サイバー・ノーガード戦法なんて揶揄される、セキュリティにはコストをかけず、ガバガバのまま放置し、万が一があったら法律になんとかしてもらおう、なんて会社より百万倍頑張っているといえる。
セキュアスカイさんの担当者は一生懸命噛み砕いて説明しようと努力することだろう。
しかし、調査を依頼した側に調査結果の説明を理解する最低限度の技術力がなければ、なかなか話は進まない。
説明から教訓を得、セキュリティを向上させるには、会社の側にも技術力が必要なのだ。
何百万と支払い、打ち合わせや報告で時間を割いたにも関わらず、結果的にセキュリティは大して向上しない、根本的に解決しない、なんてことが起こりうるのだろう。
そんなときに、セキュアスカイに調査を依頼した会社側にセキュリティスペシャリストをとった人が一人でもいれば、会社側も無駄に時間をかけずに調査結果をあますところなくセキュリティの向上に反映できるし、セキュアスカイさんもスムーズに話が進んで大助かり。
なんて素晴らしいセキュリティスペシャリスト試験。
進○ゼミバリの活躍っぷりだ。
まあ、全部勝手な想像でしかないのだけれど。

勝手な想像で多方面に失礼な書きまくった気がするが、勝手に会社名を出してしまったセキュアスカイさんを代表としたみなさんが寛大な心で許してくれることを期待したい。
進研ゼ○も。
進研○ミなんて茶化して言ったけれど、冗談抜きに実際そういう場面で活躍するのだろうと思う。
私は社会に出たことなんてないので、現実を見たわけれはないのだけれど、少なくともセキュリティバグハンティングコンテストのハンターライセンス取得講習会の講座では、「あ、これセキュリティスペシャリストで見た!」はわりとあった。
まあ、だからといってすぐわかるわけではなく、「勉強した覚えはある!けど、なんだっけ?」となるのが、現実ではあるのだけれど、少なくとも聞いたこともないよりはとっつきやすいし、少し調べれば思い出せる。

来春からは新試験で名前が変わり、セキュリティスペシャリストに代わる試験は情報処理安全確保支援士試験、となるらしい。
春、秋、どちらとも受験が可能なので、次回受けようと思ったら2017年の4月に受けられる。
ちなみに、セキュリティスペシャリストもしくは情報処理安全確保支援士に合格した上で、更に登録料2万ぐらいと、講習費何万だかを毎年とを払い、講習を受講すると、情報処理安全確保支援士を名乗れるらしい。
なんかかっこいい気がするが、かっこいいという理由だけで支払うには高すぎる。
セキュリティスペシャリストについては、2018年8月までに登録しないとそれ以降は登録の資格を失うらしいが、情報処理安全確保士に関しては一度合格すればいつでも登録が可能なようなので、これから受験する人は必要になったときに登録すればいいのではないかと思う。
これを読んで興味を持った方がいれば、1/12には申し込みを開始するらしいので、是非来春に受験してみてはどうだろうか。

OWASP ZAP 参考にしたウェブサイトまとめ【自分用メモ】

Downloads · zaproxy/zaproxy Wiki · GitHub

http://bughunt.chiba-u.jp/stage1/

XSS - OWASP ZAPで Basic認証を通す方法 と User Agentを変更する方法 が知りたいです(8919)|teratail

HTTP クライアントを作ってみよう(5) - Basic 認証編 -

WEB系情報セキュリティ学習メモ: OWASP ZAPのスクリプトを作ってみる part2

OWASP ZAP で送信されるリクエストに自動で独自ヘッダを追加する方法 - yukisovのメモ帳

OWASP ZAPでBASIC認証を突破する - Unresolved

HelpStartConceptsAuthentication · zaproxy/zap-core-help Wiki · GitHub

HelpUiDialogsSessionContexts · zaproxy/zap-core-help Wiki · GitHub

OWASP Zed Attack Proxy (ZAP)で脆弱性検査する方法 - yukisovのメモ帳

標準出力と標準エラー出力とパイプとリダイレクションまとめ(2016年9月9日現在実に怪しい) - Qiita

OWASP ZAPを触ってみる - Qiita

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