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コンパクトでない空間

a good experience become even better when it is shared

面接と見た目と

春休みのインターンシップに応募し、面接を受けてみて、最近気が付いたことがある。
もしかして、面接において、見た目って影響してくるのでは?
ということだ。
人によっては、何をいまさらと思うかもしれない。
そう、私は、ついこの間まで、IT系の面接であれば、話したことの内容だけですべて判断されると、なんとなく思っていたのだ。
そして、多分、同じように思っている人は他にもいるのではないかと思う。
だから、今回は、そういう仲間に向けて、「大変だよ!意外と話の中身以外も重要かもしれないんだよ!」という話をしたいと思う。

考えはじめたきっかけは、エプソンの面接にて、
「髪切っちゃったんですね。送っていただいた写真と印象変わりますね」
と言われたことだった。
特段深い意味のない雑談だったと思うのだけれど、「切っちゃった」と言われたのが、切らない方がよかったってこと?と、なんだかひっかかっていた。
私は自分の見え方に無頓着なので、印象違う、と言われても、え?違うの?としか思えないのだけれど、せっかくだから送った写真とエプソンに行ったときの髪型の再現を載せておこう。

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こうして見比べてもやっぱり印象が違うのかどうかよくわからないのだけれど、多分違うのだろう。
少なくとも髪型が違うのはわかる。うん。

髪型が理由かどうかはわからないが(多分違う)、結局エプソンには落ち、ソニーの面接を受けるときには、反省を活かして髪型を変えて臨んだ。

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髪型を変えたおかげかはわからないが(多分違う)、ソニーに受かって先日のソニーインターンの話に繋がる、というわけ。

それから、インターンの面接以外にも、もうひとつ、もしかして見た目って面接の合否に関係してくるのかなあ?と思った話がある。
勝手に話に出して申し訳ないのだが、私の友達(現在大学4年)に、一年間就活に苦労していた人がいる。
彼女の談によると、書類はパスするが面接で落ちてしまうとのことだった。
結局はどうにか就職先は見つけたようだけれど、なかなかに苦労したようだった。
先日二人でごはんに行った際、「あまりにも恋愛しないので、親に結婚できないだろうと心配されている」と相談にのっていたときのこと、
メイクの話題になり、彼女に、その眉は手を入れているの?と聞かれた。
特に何も考えずに「毎日ってわけじゃないけど、面接の前とかには」と答えてから、はっと、そうか、彼女は面接の前だろうと眉は整えないのか、と思った。
それで面接の結果が変わるとは断言できないし、むしろ他の要素も絶対に影響しているとは思うのだが、逆に、眉を整えているかいないかが面接の結果に影響していないとも断言できない、と思った。

書類は通るが面接で落ちる人は、よく、「優秀だし学歴も申し分ないのだが、コミュニケーション能力がないとどうしようもない」と言われたりする。
果たして、彼女はコミュニケーション能力は低いのだろうか?
少なくとも私と話しているときの彼女は決して意思疎通の取れない人ではなく、むしろしっかり私の話を聞き、同時に自分の主張を自分の言葉で伝えてくれる人であって、私の基準では「コミュニケーション能力が低い」人には含まれない。
私は彼女の面接を見てはいないので、面接中は緊張などでだんまりになってしまっていた可能性は否定できない。
しかし、最終的に受かった企業の際の面接では担当者と雑談で盛り上がったらしいし、それを考えても、多少緊張はしても、ある程度はいつも通り話せていたのではないかと思う。
ろくに言葉を発せないとか、説明が省かれすぎていて、何を言っているのかさっぱりわからないとか、もっと致命的にコミュニケーション能力が低い人たちを私は見てきている。
おそらく、単純に言葉で意思疎通ができるかどうかで言ったら、むしろ彼女はかなりその能力は高い部類なのではないかと思う。

私が推測するに、「優秀だし学歴も申し分ないのだが、コミュニケーション能力がない」と言われるときの「コミュニケーション能力」というのは、私の思う「相手の発言を理解し、自分の考えを言語化して伝える能力」いわば、「言語的意思疎通能力」とは異なるものなのではないだろうか。
もしくは、異なるとまでは言わずとも、それ以外のものも含む、といったところかもしれない。
もっと具体的に言ってしまえば、清潔感のある髪型や服装、発言の内容に適した表情や姿勢、話す速さと音量。
別の言い換え方をすれば、身だしなみとか、見た目、形式的な部分、非言語的な表現。
それらを指して、「コミュニケーション能力」と呼んでいるのではないだろうか。
いや、私の考え方からしてみれば、それのどこが「コミュニケーション」なんじゃい、と、それらは意思疎通ではなかろう、と思うのだが、
きっと、人によっては、それらの形式的な部分を用いてコミュニケーションを取るのだ。
身だしなみに気を配った清潔な恰好は、あなたを歓迎したい、友好的な関係を築きたいというメッセージ。
表情は、伝えたいものを視覚的にわかりやすく伝える手段。
話す速さを音量は、相手に発言の内容をわかりやすく訴えるインターフェース。
多分、そういうことなのではないだろうか。

言葉でコミュニケーションを取る人間にとって、これらの非言語的な部分で相手からのメッセージを受け取り、自分からも発信するのは難しい。
そもそも見えてないのだから、どうしようもないといえばどうしようもない。
最初から見えている人たちほど完璧にこなすのはおそらく一生かかっても無理だろう。
しかし、それでも、面接のときは髪をしばろう、眉が隠れない髪型にしようとか、眉を整え、アイブロウをひいていこうとかであればできるだろうし、
効果の程度の保証はないものの、それはきっとしておいて損にはならないだろう。
男性の場合は、髪を短めにすることがそれに該当するのだろうか。

書いていてなんだか、人間って非合理的だなあ、と虚しい気持ちにはなるのだが、文句を言っていても面接に落ちるものは落ちるのだから、
インターンシップに行きたかったら、あるいは職を得たかったら、非合理的なものに思えても相手の基準に自分を合わせるしかないのだ。